NYのカフェやカジュアルなレストランでは、どこでもリーフサラダボウルや、スムージー、コールドプレスジュースがあり、野菜、それも加熱しない野菜を積極的にとるのがスタンダードなのだなと感じました(カリフォルニアでも基本的には同じ印象)。
まずは、マクロビの理念を取り入れ、NYのヴィーガン料理の店としても草分け的な存在である「Angelica Kitchen」。
食材の95%までがオーガニックで、フェアトレードのものも積極的に扱っています。砂糖は不使用で代わりにアガペやメープルシロップを使っている店です。
本日のサンドイッチと味噌スープ
サンドイッチの肉はテンペですが、美味しいスープを吸ってなかなかジューシー。味噌スープもじゃがいものとろみ感と味噌がまろやかで美味。
豆のグリーンカレー
グリーンカレーのような辛さも、独特の香辛料の強さもなく、想像よりもかなりマイルドなスパイス使い。でも、ボリューミーだし、カリカリのひよこ豆のアクセントもあり、大きめに切って煮込んだ根菜の食感もちょうど良く、十分満腹になりました。
メープル豆腐ホイップ
日本でもビーガンの店でよく見かけるものですが、なかなかクリーミーでコクもあり、舌触りも滑らかで美味しかった。
しかしこの店、今年の4月7日で閉店だそう。HPには、地価や従業員給与、税金などの上昇に耐えられず、やむなく閉店とのこと。1976年に開店してから40年以上、良い食で健康を維持するという理念のもと食材の吟味から、スタッフみんなでのメニュー開発会議など、日々鍛錬して続けてこられたとのことも書いてあり、なかなか惜しい気もしました。NYは流行り廃りが激しいとはききますが、本当に大変なのですね〜。
さて、その後に向かったのは、今、雑誌やウェブ上でもよく取り上げられる、人気料理研究家さんのヴィーガンのお店「by CHLOE」。
ヴィーガンバンバーガーに、フライドポテト(じゃがいも、サツマイモもあり)、コールドプレスジュース、カップケーキ、サラダボウル、ヤシの実ジュース…そして、クラフトビールまであり!と、旬のものを全て詰め込んだようなお店。
お店は若い人でごった返していました。バンバーガーは、インドに詳しいチチニシキによると、インドで昔よく食べた味だそう。その中身のパテは、カレー風のスパイスが効いた野菜コロッケでした。ケチャップはビートで作ったほのかな甘みと酸味がクセになりそうなピンク色のソース。こちらの店も、どれもボリューミーで満足できる料理でした。
何より、お店も、フードも、パッケージも全て可愛らしく、インスタ映えしそうな雰囲気。お店のアプリもあり、そこから簡単に事前注文ができて、注文してから店に行けば行列に並ばず直ぐに買えるという便利さ。
NYでは、インスタ映えして、モバイルフレンドリーな店はどこも若い人たちに人気でした。