ブログの更新が滞っているうちに旅は進み、先ほどバルセロナを発ってポルトガルのリスボンにやってきました。…ということで、ちょっと急いで旅日記を続けます。
サンセバスチャンを4/13日の12時近くに出発し、車で向かうはフランスのトゥールーズ。
実はチビニシキが、サンセバスチャンの2日目の夜に発熱し、それから2日たったこの日は37度台になっていて、トゥールーズに移動するか悩ましかったけれど、本人は朝から元気で食欲もある。それなら、車移動だしトゥールーズへ向かおうということになり、途中インターで休憩をとりつつフランスへ。4時間ほどで到着。
トゥールーズは運河の街。川と運河に囲まれて、陽の光も優しく、建物は淡いバラ色のレンガ色で、街全体がパステル色。到着した日の夜は近くの中華風レストランで食べてゆっくりし、次の日はすっかり元気になったチビニシキとともに、トゥールーズの南の方にある人口700人のAurevilleという町にあるミシュラン1つ星レストラン「En Marge」でランチ。子供メニューもあり、チャイルドフレンドリーなお店。
「en marge=余白?」という店名どおり、向こうの山が見えるのどかなレストラン。庭には小さな池があって鴨が泳いでいてあり、エディブルガーデンもありました。
まずは前菜。盛りつけが芸術的で美しい。ラップのようなものに包んであるのは、そのまま口に含んでプチっと食べるもの。演出も楽しい。
そしてこの切り株の上にバゲット。このバゲットが皮がバリッとしていて味があって本当に美味しかった。
スープというか濃度が濃くてムース的な感じ。松ぼっくりに刺さるようにしてついてきたカリカリパンは手で崩してスープに入れて食べてとのこと。ようはクルトン。これまた、豆のうまみと野菜のうまみが濃くて美味しいスープ。
この牡蠣とホタテは生。やはりトレンドなのか、ヨーロッパでも生の魚介がコースの中で出てくることが多い気がする。ぷるっとした牡蠣の美味しさは言うまでもなく、このガーリックソースがまろやかでクリーミーでよく合う。
鶏肉の下にカリフラワーソースが敷いてあって、これがけっこうあっさりとしているので鶏肉がおもくならずに食べられる。その上、このスープが辛くないけど辣油のような中華な味。胡麻や胡椒などを油で炒めたような味。付け合わせのスープは野菜スープとの事でしたが、レモンかな?の酸味がけっこうきいていて酸っぱかった。
デザートは…と、思ったら、今まで静かに寝ていたチビニシキが起きてきたので、チビニシキには特別にチョコの盛り合わせを用意してもらいましたが、これが本当に美味しいチョコレートでびっくり!
コースのデザートは盛り合わせ。
パイナップルムースと、フランボワーズのソルベ、クリームブリュレ。デザートは、先ほどのチョコの盛り合わせの方が美味しかったけれど、こちらもまぁどれもソツなく美味しかったです。
その後、シガレット?と思いきや、これは薄いクッキー生地に包まれたアイスでした。このクッキー生地にタバコリーフを使っているらしく、独特な苦味がありました。そして大人にもチョコアソートが。
大人2人分のコースと、スパークリングウォーター、ノンアルカクテル1つ、チビニシキのチョコの盛り合わせ、コーヒー2つで190ユーロ。カントリーサイドと思いきやそこはミシュラン星付き店、なかなか良い値段でした。
次の日は日曜なので近くのマルシェに寄ってから、ビクトルユーゴーマルシェへ。
フランスの築地市場のようなところらしく、野菜から魚、肉、デリ、チーズにパンなんでも揃っています。
私たちのお目当は2階のレストラン。昼時しかオープンしておらず、新鮮な海鮮やら肉やらをリーズナブルに食べられるレストラン街とか。
その中の1店
「Le Louchebem」
1人26ユーロのコース。
前菜に私はポトフ。チチニシキはパテドシャンパーニュ。ポトフと言ってもいわゆるポトフでなく、細切り牛肉と煮た野菜を丸く固めたもの。これはワインに合う。そうそう、コースには1人1瓶ワインがついてきます。
メインは私はこの地域の名物料理カスレ。チチニシキはフォアグラのせビーフステーキ。カスレはソーセージが旨味が詰まっていて美味しかった。でもちょっとしょっぱかったかな。ワインのつまみだから味が濃いのかな?フォアグラのせビーフステーキは、美味しいものに美味しいものを合わせた、想像どおり文句なしの美味さ。
デザートとコーヒーもついてきます。デザートはプリンと手前がプリン液にメレンゲがのったものだったのですが、これがなんとも言えず美味しい!2人で奪い合いながら食べました。
そのあとは街散策。そうそう、美しすぎる市庁舎にも行きました。こんなお城のような建物が今でも現役の市庁舎だなんて、本当に歴史のある国はすごいなぁと思いました。
ちびにしき、メリーゴーランド
楽しいなあ!!!